迷子のインコ、あなたのお家はどこ?
5月19日、土曜日のこと。いつものように午後テニスをしていた。
と、突然!コートにテニスボールと同じ色のものが飛びこんできた。
みんなびっくりして立ち止まり、何だ何だと目を凝らすと、あさぎ色の物体はコートの真ん中を2、3歩小さくホップ・ステップ。最後はネットの上に大きなジャ〜ンプ。
そして「ワタシ、見て、見て!」とアピールする。
なんとこれは、セキセインコ。この人前でポーズする様は、どう見ても飼われていたものと思われる。
手を差し伸べると、待ってましたと飛び移り、離れない。
どうやら手乗り用に羽を切られているようだ。それほど遠くから来たとは思えない。
辺りはそろそろ夕暮れ。このままではカラスにやられてしまう。
ともかく一時的に保護しようと、クラブハウスに戻り、箱をもらい収容した。
さて落ち着いて考えてみれば、我が家は猫の女王様、Lady Anne がいる。
そのプライドと本能から、鳥との同居は絶対に無理だ。
周囲の人に聞いてみるが、誰も飼えそうな人はいない。仕方ない、最悪は事務所で飼おうと腹をくくった。
鳥は箱の隙間から顔を出し、ピーピー鳴いている。
飼い主は探しているだろう。交番にお届けを出し、鳥かごと餌を購入し、家路へ。
ひとまずは、猫を入れない納戸代わりの部屋へ隠す。
すると早速、鈴の音が。Lady Anne が帰って来た。
鳥のいることは気取られてはならぬ。素知らぬ顔をしていつものように給餌係の仕事に勤しむ私。
まるで不貞をはたらく人妻のようである。こんなことをいつまでも続けられない。早く里親を見つけねば。
事務所で飼うのはいいけれど、私が事務所にいる時間はわずか。これほど人慣れしていれば、寂しいだろう。
一晩寝たら良い知恵が。猫同盟のお花屋さんのことを思い出した。花屋に鳥がいたら素敵じゃないか!
あそこは従業員も含め全員が動物好き。絶対にかわいがってくれる。
電話すると、喜んで預かると言ってくれた。ただし彼女も家に猫がいるので、土日は私の事務所へ連れて来ることに話が決まる。21日月曜日に、鳥かごごとお届けした。
オスかメスか、いったい何歳かも分からない。落ち着いたら、新聞に出ていたインコのように、住所氏名を言わないだろうか?
里親探しも大事だが、飼い主に戻すことが一番。この子は、明治神宮外苑の辺りで飼われていたのだと思う。
皆様もお心当たりはないだろうか?
いったん鳥かごから出すと、喜んで人にまとわりつく。右手先から左手先まで、肩を伝って歩き回ったり、頭に乗ったり。そろそろかごに戻そうとすると、気配を察し、逃げてしまう。仕方ないので、暗くしてから捕獲し、かごに戻す。
羽は切られていても、人間よりは敏捷なのだ。
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後ろ姿です。
紫陽花と色がよく合います。
平日は、下記のお花屋さんで預かってもらっています。飼い主、もしくは里親希望の情報をお寄せください。
La Grande Terre ラ・グランテール
〒105-0003 東京都港区西新橋3-8-3 ランディック新橋ビル1F
TEL 03-5472-8783 FAX 03-5472-8783 Mail info@lagrandeterre.com
御成門駅から5分、新橋駅から9分、虎ノ門駅から9分、汐留駅から9分
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