« 2014年7月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月

アウシュビッツ強制収容所解放70年記念日

Photo


1945年1月27日、ソ連軍の侵攻により、アウシュビッツ強制収容所は解放された。

それから70年、収容所で生き残った人々、各国首脳が世界各地から集まり、記念式典が行われたという。

大事なのは「生還者による証言」と、みな思っているが、生存者は少なく、もはや80歳を超えている。

生存者達は体験を語り、若者達に伝えたいと願う。

「異なる宗教や意見を持つ人を、切り捨てるのではなく、理解しようとすること」だと。

写真は、昨年ポーランド、アウシュビッツ第2収容所、ビルケナウを訪れたときのもの。

多くのユダヤ人が収容所跡を訪れていた。

今アウシュビッツは、欧州共存の原点として、もう一度見直されている。

EU全体で支援し、若い人たちに、平和を学び考える拠点となるようにしようと。

アウシュビッツの門には、「働けば自由になる」という言葉が掲げられていた。

連れて来られた人のうち、働けない者は、そのままガス室におくられる。

わけの分からぬままに死んでいったのだ。

移送された人々の9割以上が亡くなったとされる。

ここに収容されていた人々の多くはユダヤ人だったが、3割ほどはポーランド人や
ロマと呼ばれるジプシーの人々だった。

これらの人々は、当時守ってくれる国が無かったため、多数虐殺された。

一方、第2次世界大戦中の日本は、国を維持するために国民を犠牲にしていたと思う。

どのように国民のための国体を維持するか、歴史を見ても非常に難しい。

★ ★ ★ ★ ★

アウシュビッツをはじめとする、各地に存在したナチスの強制収容所のことは、
まだ全部解明されていない。未だに発掘が行われ、その存在を証明しようとする
試みがつづいている。

しかしその後の世界では、アウシュビッツ並み、もしくはそれ以上の残虐な行為が
次々と繰り返されている。つくづく人間の業の深さを思う。

現在起こっていることを見ても、生存者の言葉は重い。

| | コメント (6)

7種のワインとご馳走

Photo

團十郎という甘ったれ猫が来てからというもの、仕事が終われば一目散に帰宅。

なかなか外食の機会がなかった。

ご馳走と言えば、もっぱら自宅での持ち寄りパーティ。

それもピアノ発表会を控えていては、思うように出来ない。

そんなところに、近くのイタリアンレストランでの催し。

「7種のワイン+3コースのお食事、10名限定のお食事会」

美味しいもの大好きなお客様が集まり、交流するという趣旨だそうだ。

この歳になると、新しい友人、特に自分より若い方と知り合うのが大事と、かねがね思っている。

楽しそうな会ではないか、そう思い、申し込んだ。

写真は最初の一皿、オードブル。

そのあと、キャベツとアンチョビのパスタ、ポークのソティが出た。

残念ながら、食い意地勝り、あとはうっかり、写真を撮る前に食べてしまった。

そのかわりと言っては何だが、ワインは全て撮影した。


Photo_3

まずはフランス、ブルゴーニュ産、「ブルゴーニュ・アリゴテ」
イケメン兄ちゃんが21歳の若さで立ち上げたワイナリーとのこと。
「酸とミネラル感の豊かなワイン」と言われている。
すっきり感の高い白ワインで、最初にいただくにもってこい。


Photo_4

次はなんと珍しい、インドの白ワイン。
ムンバイから北東に180km、海抜610mのナシクという街が産地。
シュナンブランというブドウ種だそうで、私は初めて飲んだ。
口に入れた瞬間、香りと甘みが立つが、さわやかに消えていく。
後口の良いこと。この日飲んだ中で、一番印象に残るワインだった。


Photo_6

3番目の白ワインは、日本が誇る山梨勝沼から「もてなし」という銘柄。
会社勤めを終えたシニアが始めたワイナリーだそうだ。
私は何故か勝沼とは折り合いが悪い。
上手く表現出来ないのだが、もう一つ、こなれてないような感じがする。
もちろん、出されたものは何でも、美味しくいただく。
それほど口が肥えてるわけでもないのだが。


Photo_10

ここから赤ワイン。

まずは「高尾」と言う贈答用高級ブドウで作られたワイン。
2014年、練馬区大泉学園に東京都初のワイナリーを設立したそうだ。
おしゃれなラベルが素敵だが、まだ熟成途上。
東京オリンピックの頃には、美味しくなっているかな?


Photo_12

次は我が愛するシチリア島、エトナ火山の麓からやってきた「エトナロッソ」
ネレッロ・マスカレーゼというブドウ品種で作られている。
このワインは初めて飲んだが、独特の風味を持つシチリアのワインは大好きだ。
しかもこのワインは、その特徴がくどくない。
多分、農薬や化学肥料を一切使わない栽培の賜物と思う。


Photo_13

イタリアワインの代表、トスカーナワイン。
シエナの南東、モンテ・プルチアーノという街の産。
ブドウ品種はサンジョベーゼのクローンの一つ、「プルニョーロ ジェンティーレ」。
この地区だけで呼ばれている名前だそうだ。
いかにもトスカーナの軽い甘みと品のいい香り。好みだ。


Photo_14

最後はブルガリアのワイン。「エニーラ」
ハプスブルグ家の末裔、ステファン・フォン・ナイプルグ伯爵は、ボルドー、サンテミリオンのワイナリーを購入後、短期間で高品質のワインを生産したことで有名。
その伯爵が、ブルガリアに可能性を見いだし、作り出したワイン。
ワイナリーはブルガリアの首都ソフィアから南東に135kmパサルジク州にある。
フランス、ボルドーワインよりやや軽く、しかし芳醇な香り。
なかなかの出来映え。これも気に入ってしまった。

Photo_16

仕上げはイタリア、カプリ島の食後種、リモンチェッロ。
これはワインとは別に、店主の心意気で振る舞われた。

久しぶりのおいしい食事と楽しい会話に、猫の育児、ピアノの練習から解放され、嬉しいひととき。

ラ・ゴッチャのご店主、また一緒にテーブルを囲んでくださった皆様に心より感謝する。

| | コメント (8)

下手なピアノはお止め!

Img00010

1月の終わり、New Year Concert と題したピアノ発表会がある。

お正月も2日から練習開始。

それから毎日励む。

遊び盛りの團十郎。当然不満が募る。

僕がいるのに、ピアノばっかり!!!

抗議のポーズを三つ。


Img00005


Img00007

言葉を話さぬ猫の表現力に脱帽。

| | コメント (12)

2015年 歌舞伎座初日

Img00156

新年の遊び始めは2日の歌舞伎座初日。

夜の部を楽しんだ。演目は以下のごとし。

Img001571

「番長皿屋敷」は大正5年初演の岡本綺堂作品。江戸時代に書かれた亡霊が出る皿屋敷ではない。

旗本奴、青山播磨に恋いこがれる腰元のお菊が、播磨の心を測りかね、青山家家宝の皿を割り、
本心を知ろうとする。播磨は過ちで皿を割ったと思い、一旦はお菊を許すが、
自らの心を確かめるためと知り、一途な自分を疑ったお菊を許せないと、
お手打ちにしてしまう、という物語。

配役は吉右衛門の青山播磨、芝雀のお菊。

二人の心情がよく表現されていたと思うが、吉右衛門の立ち居振る舞いがやや心配。
膝を悪くしているのではないか?

続いては「女暫」。お正月にふさわしい華やかな演目だ。

大勢の役者がそれぞれの扮装で芸を競う。

しかし主演の玉三郎の色気、なお抜きん出て、ファンの一人として、心から嬉しかった。

というのも、ここ数年、役者より演出家としての道に励んでいるように、感じたからだ。

喜びと同時に、玉三郎を食うような若いもんが出てきてくれるのを、一方では望んでいるのだが。

最後は謡曲で有名な「黒塚」。お能で観たことはあるが、歌舞伎では初めて。

猿之助の鬼女、勘九郎の阿闍梨祐慶、男女蔵、門之助の山伏といった配役。

実は猿之助を観るのは初めてである。楽しみにしていたが、期待を上回る好演。

立ち姿、歩き姿、舞、表情、どれをとっても素晴らしい。ぞくぞくしてしまった。

昨年は気が乗らず、正月の観劇を諦めたが、やはり毎年来るべきと、思わせるに十分。

しかしながら、ここ数年で欠けた役者達の穴を埋めるには、全体として未だ力不足。

もう少し辛抱して、若いもんの成長を見守りたい。

| | コメント (5)

2015年 謹賀新年

20150101_111934

2015年 明けまして おめでとう ございます。

年の初めに、皆様のご健康とお幸せを、心よりお祈り申し上げます。

写真は元旦のお節。

今年も叔母に煮物をねだり、ほっこりとした味で新年を迎えた。

さて、長きに渡り、ご無沙汰をお詫び申し上げる。

2014年の夏、ポーランド旅行の後、ピアノ発表会の準備と
前年11月にやってきた子猫の世話に追われ、ずっと中断してしまった。

何故こんなことになったか?

年間8回の発表会参加は、想像以上に大変で、ピアノ練習の時間を
どうやって確保するか、それが一番だった。

新しいPCでの画像処理が難しかったこともある。

さらに初めてのポーランドは想像以上に素晴らしく、そのご報告と思ったが、
複雑な歴史と文化に降参してしまった。

日々のスケジュールをこなすのに精一杯。

様々なことが心に浮かびつつ、結局何もかけず、今日を迎えた次第。

まことに面目ない。

これを機に、少しずつ書いて行こうと思う。

どうぞよろしくお願い申し上げる。

同居の猫からもご挨拶。

1392704772621_2

体は大きくなり、力は強大。が、分別はつかず、ますます世話は大変。早くお利口になってほしい。

今日はこれから、久しぶりの歌舞伎見物。とても楽しみだ。

| | コメント (8)

« 2014年7月 | トップページ | 2015年2月 »